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書評 デジパ本

2007-07-12公式サポートサイト追記


Web標準XHTML+CSSデザイン クリエイターが身につけておくべき新・100の法則。

先日発売になった、巷で噂の「デジパ本」こと【クリエイターが身につけておくべき新・100の法則。】を、CSS HappyLifeの平澤さんから献本頂きました!
ありがとうございますありがとうございます今度お礼させてください!
という訳で、はりきって書評させて頂きます。 馴れ合いは無しでいくます!

構成・デザイン

表紙はシンプルな感じです。 書店に並んだ時に、平積みでも棚でもインパクトに欠けるかも、とか思いました。
あと、技術書って立ち読みされる事が前提だと思うんですけど、立ち読み後に戻された本って、帯がズリ上がっている事が多いじゃないですか。
タイトルは、その辺も考慮した位置にしたらいいと思いました(今のだと、ちょうど隠れちゃう位置なんですよね)。 って凄い偉そうな事言ってますね何様ですか俺様。
対して中表紙というか、章と章の間の扉部分のデザインは超好みです。 一つの色をガーッとベタ塗りしている感じで、シンプルでありながらダイナミックな所が大好きです。

記事部分は全体的にシンプルな構成で、一冊を通して統一され安定して読む事ができます。
本文の背景色がグレーになっているんですけど、僕はエディタの背景色をグレーにしているので、感覚的に非常に読みやすかったです。

本文で解説しきれない部分は、その平行位置に補足があります。
これって結構大事だと思っていて、項目の最後に補足があるタイプだと、視線の移動が大きくて疲れちゃうんですよね。
まあ、僕に理解力が乏しくて、何度も確認するからかもしれませんけれど。

ソース部分は、一行ごとに罫線が入っていたり重要な部分には色付けがしてあったりと、見せ方としてはかなり見やすいです。
とは言え、見開きの全てがソースというページは、やはり読む気がおきません(ただし、そこまでゴツいのは1か所だけ)。
そういえば、データの公開はあるんでしょうか。 長いソースの物だけでも、あると嬉しいですね。

あと、全体的にWebサイトっぽいデザインだと感じました。 マークアップしたくなるのは職業病でしょうかw

内容

大きく分けると、仕様的な内容と具体的な技術Tipsな内容に分かれています。
ここ最近のBlog界隈で話題になった事(パンくずリストとか、CSSの記述ガイドラインとか、エラスティックレイアウトとか)が盛りだくさんで、その辺りの再確認としても使えます。

この本は、前書きで対象と明言している、初級者から中級者にとって非常に有用な本です。
僕が辿ってきた成長フローを振り返ってみると、「仕様を知らずに、個別のTipsを集めて勉強していた時期」があります。
動きとして「コレをこうすると、そういう結果になる」という事は知っていても、それが何故そうなるのかは知らない、みたいな。

ある程度のコーディングができるようになった段階(例えば段組が組めるくらい)で「仕様」や「文書」という概念を知っておく事が、とても大事だと思っています。
文書型宣言とは何なのか。 idとclassの違いは何なのか。 そういった事は、理解できるレベルになったら、なるべく早く理解しておいた方が良いですから。
そうでなければ、好ましくない技術、知識のまま成長してしまい、それを矯正するのはどんどん大変になってしまいます。

まとめ

この本は、熟読して記憶するよりは、机のそばに常備して、調べたい事があったら目次や索引を見る、という使い方が適していると思います。
そうして本の側面が手垢で黒くなる頃には、きっと、かなりレベルアップしているはずです。

おまけ

読み返してみたら、殆ど褒めていたという現実。 いや私情は挟んでないっす。

追記

公式サポートサイトがオープンしていました!
ソースのダウンロードなどもこちらでできます。

2 Comment

お、私も読みました!(嘘、まだ読み途中)
もらっちゃうとこ流石ですね。
帯までレビューしちゃうとこも流石w

初級者が次のステップへ‥っていう位置付け、同意。
これめちゃめちゃデザインに力(りき)入ってるなぁって思います。ソース1段ごとに線が入ってるとこなんて!!読みやすさが嬉しいです。

Name:kirin | 2007年07月08日 23:34

ですよねー。
俺は家でも使いたいので持ち帰りしてるんですけど、どんどん本が増えていくっすよ。

Name:Shun | 2007年07月09日 14:30

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