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2006年08月21日

CSSプロフェッショナル・スタイル

CSSプロフェッショナル・スタイル
著 大藤幹

Amazonのアフィリエイト始めました。 主にWeb関連の本を紹介していきたいと思います。
栄えある第一回目はこちら、『CSSプロフィッショナル・スタイル』です。
超有名なのでご存知の方も多いと思いますけれど、やはりCSS使いとしては紹介しておきたくなります。

この本は雑誌『Web Designing』で連載されている「CSS Analysis」という記事をまとめた物で、一回につき一サイトを紹介する形式になっています。
紹介されるサイトは主に海外の物で、Jeffrey ZeldmanやDouglas Bowmanといった著名なクリエイターの仕事を紹介、分析しています。
段階を追って難易度が上がって行く構成なので、CSS初級者から上級者まで満足できます。

でも、何よりもこの本を推したい理由は、【様々なクリエイターの手法が一挙に見られる】事だと思っています。
オシムJapanで再び盛り上がっているサッカーで例えてみるなら、ワールドクラスのプレイヤーのテクニックや豆知識を次々に見られる、といった感じでしょうか。
更に言うならば、単純にテクニックを紹介するのだけでは無く、見やすいCSSの記述の仕方なども掲載しているのが素晴らしいです。
こういうのは、サンプルとして実在のサイトを取り上げないと、中々難しいですよね。
巻末には代表的なCSS Hackやトラブルシューティングも載っていて、何かトラブルが起きた時には、とりあえず見てみるのも良いかもしれません。

お値段は2500円(税抜き)と若干高め。 でも、類似した本が殆ど無い事もあって、かなりオススメです。
先程上に、[CSS初級者から上級者まで満足できます]と書きましたけれど、実は「とりあえずCSSでサイトを組めるようになった」という人にこそ、本気でオススメなのです。
最初は意味が分からなかった本書後半のサイトが、自身の成長と共に理解できるようになるのが楽しすぎますから。 成長を実感できるのってステキ感覚ですよね。

2006年08月30日

Web creators 10月号


雑誌 Web creators 10月号

Web関連の雑誌は何誌か出ていますけど、やはり大手はWeb creatorsWeb Designingの2誌でしょうか。
両方とも買っている僕の主観からすると、比較的Web creatorsの方が、マークアップなどの、技術的な内容が充実しているような気がします(もちろん、その月の特集などによりますけれど)。
特にCYBER@GARDENの益子さんの連載は勉強になる物が多く、毎月楽しみにしています。

さて、そんなWeb creatorsに、執筆側として参加させて頂く事ができました。
先日発売になった10月号の巻頭特集に、記事を2点執筆しました。
こういった仕事は初めてだったので、かなり勉強になったと感じます。

これまでに、雑誌関連の広告代理店でバイトをした経験はあったので、大体の流れは把握していたのですけど、
やはり実際に自分が関わると、また違った事が分かりますね。
内容は、『間違っている部分を正しく直す』という物で、tips的な事も多いです。
実際の制作にも、ウンチクとしても便利だと思いますので、是非買ってみてください。

2006年09月09日

Web標準の教科書

Web標準の教科書―XHTMLとCSSでつくる“正しい”Webサイト
著 益子貴寛

僕は専門学校に入る前から、コーディングが楽しいと感じていた人間です。
その為、卒業後にはデザイナーよりもマークアップエンジニアなどとして働きたいと思っていました。
その為には技術はもちろん、その技術を使うと、何故その結果になるのかといった、知識的な面も不可欠であると考えていました(もちろん、今もそう考えています)。 当初は雑誌や一般の解説書で勉強していたのですけど、成長に伴って、段々と物足りないと感じるようになってきました。
そんな時に見つけたのが、この本です。

2006年09月29日

Web creators 11月号


雑誌 Web creators 11月号

11月号にも書かせて頂きました。
今回の特集は、XHtmlとCSSの使い方、覚え方です。
多分、某学校の後輩諸子にはピッタリなんじゃないかな。 是非買うように

今回、僕が担当したのは、CSS Hackについてです。
Tips的に5つのHackを紹介していて、Hackを齧り始めた人にはピッタリだと思います。 後輩諸子は以下略。

宣伝は抜きにしても、今回は別冊付録も付いているので、買っておいて損は無いと思います。

2006年11月06日

雑誌 Web creators 12月号


雑誌 Web creators 12月号

今月号にも記事を書かせていただきました。
今回の巻頭特集は、割と各著者の個人色が強く出る物で、執筆していてとても楽しい作業になりました。
いち読者の立場で見ても、Web製作者の生の意見が見られて、とても参考になるものでした。

2006年11月30日

雑誌 Web creators 1月号

雑誌 Web creators 1月号
雑誌 Web creators 1月号

今月号にも記事を執筆させて頂きました。 今月はユーザーインターフェイスという、若干難しめの内容です。
僕が担当したのはChapter4の2項目4Pです。

記事を執筆する際に気になったのが、ユーザーインターフェイスとユーザビリティの違いです。
色々と調べた結果、ユーザーインターフェイスはユーザーが実際に接する部分(=インターフェイス)であり、ユーザビリティは見えない事も含めた部分かな、という結論に達しました。
つまり、ユーザーインターフェイスはユーザビリティに含まれているような? 感じでしょうか。

雑誌の記事を執筆していると、度々ぶつかるのが文字制限です。
特に11月号のCSS Hackの記事では、文字数がオーバーしてしまい、やむなくカットせざるを得ない状況でした。

そんな事があったので、このBlogでフォローアップ的なエントリを書いてみようかな、なんて思っています。
もちろん、記事をそのまま写す事はできないので、『同じ題材を使った違った記事』のような物になると思いますけれど。

2006年12月02日

Daily Link 2006-12-02 | Note

Daily Link

Note:欲しい本

今、買いたい本が何冊かあります。 どれも安い本ではないので、就職が決まったらお祝いに自分にプレゼントしようと思っています。
時期的に、クリスマスプレゼントとなれば良いのですけれど。

CSS Zen Garden Book―Webデザインのベストプラクティスに学ぶ、CSSクリエイティブ・テクニック
CSS Zen Garden Book―Webデザインのベストプラクティスに学ぶ、CSSクリエイティブ・テクニック
一冊目はこれです。
かなりマニアックな内容らしいので楽しみです。
ビジュアル書としても楽しめそうな予感。

セオリー・オブ・スタイルシート
セオリー・オブ・スタイルシート
これも大分前から欲しいと思っています。
CSS2.1に関しても載っているとか。

MOVABLETYPE PLUGINS DIRECTORY
MOVABLETYPE PLUGINS DIRECTORY
最後はこれ。 MTのプラグインに関しての本です。
いざという時の資料として持っておきたいです。

2007年07月08日

書評 デジパ本

2007-07-12公式サポートサイト追記


Web標準XHTML+CSSデザイン クリエイターが身につけておくべき新・100の法則。

先日発売になった、巷で噂の「デジパ本」こと【クリエイターが身につけておくべき新・100の法則。】を、CSS HappyLifeの平澤さんから献本頂きました!
ありがとうございますありがとうございます今度お礼させてください!
という訳で、はりきって書評させて頂きます。 馴れ合いは無しでいくます!

構成・デザイン

表紙はシンプルな感じです。 書店に並んだ時に、平積みでも棚でもインパクトに欠けるかも、とか思いました。
あと、技術書って立ち読みされる事が前提だと思うんですけど、立ち読み後に戻された本って、帯がズリ上がっている事が多いじゃないですか。
タイトルは、その辺も考慮した位置にしたらいいと思いました(今のだと、ちょうど隠れちゃう位置なんですよね)。 って凄い偉そうな事言ってますね何様ですか俺様。
対して中表紙というか、章と章の間の扉部分のデザインは超好みです。 一つの色をガーッとベタ塗りしている感じで、シンプルでありながらダイナミックな所が大好きです。

記事部分は全体的にシンプルな構成で、一冊を通して統一され安定して読む事ができます。
本文の背景色がグレーになっているんですけど、僕はエディタの背景色をグレーにしているので、感覚的に非常に読みやすかったです。

本文で解説しきれない部分は、その平行位置に補足があります。
これって結構大事だと思っていて、項目の最後に補足があるタイプだと、視線の移動が大きくて疲れちゃうんですよね。
まあ、僕に理解力が乏しくて、何度も確認するからかもしれませんけれど。

ソース部分は、一行ごとに罫線が入っていたり重要な部分には色付けがしてあったりと、見せ方としてはかなり見やすいです。
とは言え、見開きの全てがソースというページは、やはり読む気がおきません(ただし、そこまでゴツいのは1か所だけ)。
そういえば、データの公開はあるんでしょうか。 長いソースの物だけでも、あると嬉しいですね。

あと、全体的にWebサイトっぽいデザインだと感じました。 マークアップしたくなるのは職業病でしょうかw

内容

大きく分けると、仕様的な内容と具体的な技術Tipsな内容に分かれています。
ここ最近のBlog界隈で話題になった事(パンくずリストとか、CSSの記述ガイドラインとか、エラスティックレイアウトとか)が盛りだくさんで、その辺りの再確認としても使えます。

この本は、前書きで対象と明言している、初級者から中級者にとって非常に有用な本です。
僕が辿ってきた成長フローを振り返ってみると、「仕様を知らずに、個別のTipsを集めて勉強していた時期」があります。
動きとして「コレをこうすると、そういう結果になる」という事は知っていても、それが何故そうなるのかは知らない、みたいな。

ある程度のコーディングができるようになった段階(例えば段組が組めるくらい)で「仕様」や「文書」という概念を知っておく事が、とても大事だと思っています。
文書型宣言とは何なのか。 idとclassの違いは何なのか。 そういった事は、理解できるレベルになったら、なるべく早く理解しておいた方が良いですから。
そうでなければ、好ましくない技術、知識のまま成長してしまい、それを矯正するのはどんどん大変になってしまいます。

まとめ

この本は、熟読して記憶するよりは、机のそばに常備して、調べたい事があったら目次や索引を見る、という使い方が適していると思います。
そうして本の側面が手垢で黒くなる頃には、きっと、かなりレベルアップしているはずです。

おまけ

読み返してみたら、殆ど褒めていたという現実。 いや私情は挟んでないっす。

追記

公式サポートサイトがオープンしていました!
ソースのダウンロードなどもこちらでできます。

2007年09月18日

スタイルシートデザインのネタ帳 に、いくつか記事を書きました

impress Direct スタイルシートデザインのネタ帳

少し前に発売になったMdNの書籍、スタイルシートデザインのネタ帳に、いくつか記事を書きました。
「ネタ帳」という名前から連想できるかもしれませんが、Tips系の本になっています。

この本、細かい書き方は各執筆者に任されていて、デザイン部分を多めに解説している人もいれば、コーディング部分に重きを置いている人もいます(もちろんテーマにもよるんでしょうけど)。
僕はネタ部分を解説する他に、『一つのページを作りあげるフローを解説』という形式を意識してみました。 大抵は、この本に書いているような流れでコーディングしています(「最後の調整」をどの割合で残すのかは未だに迷いますが)。

現在は平積みしてくれている本屋さんも多いようなので、見つけやすいと思います。
もし見かけたら、ちょっと読んでみてください(そしてよかったら買ってくだしあ)。

蛇足ですが、サンプル中のテキストは気にしちゃだめです。 だめったらだめ(と気になるような事を書いて購買意欲を煽るメソッド)

2008年01月14日

Web標準テキストシリーズ CSS エレガントなWebデザインのために

Lucky bag::blogのe-luckさんからWeb標準テキストシリーズ CSS エレガントなWebデザインのためにを献本頂きました! ありがとうございます! という訳で僭越ながら書評を書かせて頂きます。

外見

写真を見ても分るように超シンプルなデザインです。 教科書然とした、と言ってもいいかもしれません。 表紙も背表紙もシンプルなので書店に並んだ時に探しにくそうかとも思いましたけど、シリーズ物なので3冊が同時に並んだらインパクトありそうです。

表紙はスベスベで手ざわりが良いです。 僕の習慣みたいな物でついつい表紙カバーをめくってしまうのですが、特に何もありませんでしたw
本文部分の紙は、非常に軽い物を使っているみたいです。 そういう紙は厚みが出てしまうらしいですけど、鞄に入れて持ち歩く事を考えたら、薄さより軽さの方がありがたいと思います。

構成

色数はそんなに多くないものの、詰め込みすぎないすっきりした構成なので読み進めるのが苦にならないです。
ただ、参考Webサイトとして多くのURLが載っているんですけど、さすがにこれを手入力するのは厳しいです。 今の所技術評論社のサポートページにも載っていないようなので、これのリンク集があるとすごく便利になると思います。

内容

この本は、仕様書の解説的な内容(marginの相殺とか)と製作の際のTips(CSSファイルのコンポーネント化やコメントの効率的な入れ方、古いブラウザへの対応など)、それに実践的なレイアウトのサンプル(エラスティックレイアウトも!)と、かなり盛りだくさんです。
その割に230ページ強に収まっているのは、CSSプロパティのリファレンスが無いからでしょうか。

前述のサポートページにも載っていますけど(そしてe-luckさんからも聞いてましたけど)、比較的初心者や現在進行形で勉強中の人に向けた本です。 とは言え、本当の最初の一冊に選ぶには若干難易度が高いと思うので、『雑誌Web CreatorsやWeb Designingのサンプルを書き写して遊べるくらいになった人』が次のステップとして選ぶのが良いのでは。
現職のマークアッパーなら大体は理解している事が多いはず。 でも、細かい点で知らなかった事もあったので、知識を補完する目的で読んでも良いと思います(IEの為にアレでナニするのとか、MIMEがfunfunだとhogehogeの方がいいとか知らなかったです)

CSS3のセレクタ

CSS3のセレクタはその策定状態から言っても書籍で解説される事はそんなに多くないので、これは結構ありがたいと思います。 ただ、初心者にはちょっと蛇足かも? とも思いました。

ちょっと気になった事

エラスティックレイアウトの定義って、『基本はリキッドで、max(min)-widthをemで指定したレイアウト』であって、『基本は固定で、文字サイズを変更したら横幅も変更されるレイアウト』はズームレイアウト(みずほ証券みたいな)って呼ぶのかと思ってたんですけど、本書ではどちらもエラスティックとされていました。
でもズームレイアウトでググったら全然ヒットしないどころかエラスティックレイアウトをズームレイアウトという文言で紹介した記事がトップに出てきたので、本書の通りどちらもエラスティックと呼ばれているのかもしれないです><

まとめ

  • 軽いので毎日持ち歩いても安心
  • いいとこ取りで初心者に必要な内容が詰まっている
  • 現職者でも手に取る価値あり(社内勉強会のテキストに使えるかも)

おまけ

技術書は余白部分を活用して、メモをガンガン書いて使い込むと良いと思います。 個人的に技術書は使ってナンボだと思っています。
付箋貼りまくりの蛍光ペン引きまくりの技術書とか超萌えるんですけど僕だけですか><

2008年07月25日

一週間でマスターするXHTML & CSS for Windows という本を出しました

マイコミさんから単著出しました! 本を出す事は小さい頃からの夢だったので、ねんがんの、という感じです!

対象読者

タイトルから伺えますが、この本は初心者向けの本です。 はじめてWebサイトを作る人や、以前に挑戦したけど挫折してしまった人に向けて書きました。
あとは学校でのテキストや、新卒で入社したばっかりの人にもオススメできます。

特徴

構成

本書の作りは、まず手を動かしてモノを作る → その後に内容の解説 という流れが基本になっています。 「技術とかよくわかんないけど、とりあえず作りたい!」という人は解説セクションを飛ばす事もできるわけです。
「自分が書いたコードが、なぜその結果になるの?」と思った人は、じっくり腰を据えて解説を読む事ができます。

ググレカス

これは僕が提案した試みなんですが、「本当はもう少しつっこんだ解説をしたいんだけど、専門的すぎて難しかったりDNBKされたりしそう…」という場面では、答えが導きだされそうな検索ワードを掲載してあります。

これは二つの効果を狙っていて、一つは上記のような専門的な内容を避けながらも、興味のある読者には疑問の解決を手助けするというもの。
もう一つは、そもそも「ググる」という行動を起こさない(思いつかない)読者に、「ググり癖」を付けるというものです。

このブログを読んでくれている人達は、何か解らない事があったらまずググると思います。 技術者としてはそれが当然なので忘れがちですが、技術者以外の人達はそれを思いつかない事も多いと思います。
少なくとも、自分が初心者の頃は「解説書を読んでいて解らない事があったらググる」というフローは思いつきませんでした。

しれっと

この本の裏キーワードは、「しれっと」です。
本書の通りにコードを書いていれば、しれっと正しいコードになります。 しれっとFirefoxをオススメしていたり、しれっとバリデータを便利ツールとして紹介しています。
段々と「しれっと」がゲシュタルト崩壊してきた気もしますが、本書を読んだ初心者さんが、意識せず正しいコードを書いてくれたりFirefoxやバリデータを使ってくれたらいいな、と思っています。 あ。 あとしれっとlivedoor Blogを紹介しています。

紹介してくれた方々

早くも書評を書いてくれたり、紹介してくれています! ありがとうございます!
このリストは発見次第追加するので、もし漏れなどあったらコメントやトラバやメールやTwitterなどで知らせてもらえると嬉しいです。

最後に

担当編集の伊佐さん、何かとお世話になりまくってしまった角竹さん、今回のお話を頂くきっかけを作ってくださったたにぐちまことさん、素材で使わせて貰ったまめこ&suniti家のミー、息抜きに付き合ってくれたライブドアモンハン部の部員達、そして執筆中でウンウン唸ってる時にご飯を作ってくれた両親に感謝します。


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