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font-sizeのキーワード問題

font-sizeプロパティの値にsmallなどキーワードを指定すると、ブラウザによって扱いが異なる場合があります。
具体的には、同じ値を指定していても、WinIE5.xやIE6の互換モードでは、FirefoxやIE6の標準モードよりも大きい表示になってしまいます。

今日はその辺りを調べてみました。
サンプルを交えた解説と、例によってウンチクもありますw

サンプル
サンプルも用意しましたが、ブラウザをとっかえひっかえするのは面倒だと思うので、画像も用意しました。

IE5.0解説画像
IE5.xなど比較的古いブラウザでは、smallを指定していても100%と同じサイズで表示されてしまいます。

Firefox解説画像
こちらはFirefox。 ちゃんとSmallしてます。
これを修正するにはハックを使うのが一番手っ取り早いのですが、安易にハックを使うのもどうかな、と思います。
そこで、ハックを使わずに解決する方法を探してみました。

IEとFirefoxの解説画像
その結果、smallではなく80%と指定すると同じサイズになる事が分かりました。

Opera解説画像
ただ、Operaではsmallと80%に僅かな差がありました。
ハックを使わない事にこだわるか、多くのブラウザで全く同じ見た目にする事をこだわるか・・・・・・。 何を重視するか、という事が判断基準になりそうですね。

ちなみに、なぜこのような解釈の違いが起きるかというと、CSS1とCSS2の違いが関係しているようです。
CSS1ではキーワード間の倍率が1.5倍を推奨されていましたが(つまり、small→midium→largeと移るに連れて1.5倍で大きくなる)、CSS2では倍率が1.2倍を推奨に変更されています。

つまり、CSS1を基準にした比較的古いブラウザと、CSS2を基準にした新しいブラウザとで、違う解釈になってしまっているのではないでしょうか。

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