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※ブログ移転しました。 → hamashun.me

CSS Nite LP3のレポート書くよ!

CSS Nite LP3が終了しました!
例によって、ちょっとしたレポートを書きます。 自分用まとめの意味合いが強いので、行ってない人は解りにくいかもです。

いきなりおまけ

つーか長えよ! って言う人用に、短縮版を追記部分に用意しました。

会場の様子

ズドーンと大きいホールに、机と椅子が整然と並んでいる感じでした。 建物の印象も近代的でオサレな感じです。
一つの長机に椅子は二つなので、かなりゆったりと過ごす事ができました。

益子さんのセッション「ザ・コーディングの美学」

3つの観点、「真・善・美」に沿って、コーディングの美学を語られました。
「真」は仕様通りかどうか。「善」は、例えばプログラマーも使いやすいソースなど、良心的な事。 そして「美」はインデントの入れ方やコメント、改行位置などとの事でした。

この中で僕が注目したのは、「美」の部分でした。
「美」に関しては、個々人の意識の差が出やすいと思います。 そういった部分で益子さんのご意見を聞けるのは貴重かなーと。

これまでにも、CSSの値やセレクタが長くなってしまった場合に改行する、というのはよく見かける手法でしたが、HTML側のタグを改行してしまう、という考え方は斬新でした。 これを実行するには、改行して良い箇所とそうでない箇所を熟知していなければならないので、「真」の知識も必要とします。
CSSの値も、font-familyプロパティやbackgroundプロパティなど、値が長くなりがちなものは改行するのも益子さん流の特徴みたいです。

最後にあったのが、NerdとGeekの話。
端的に言えばNerdは使えないオタクでGeekは使えるオタク。 みんなでGeekを目指そうよ! という感じ。
その為には「真・善・美」を意識して、自分の仕事に誇りとプロ意識を持つ必要がある、みたいな。

ちょっと話は外れるんですけど、Perlハッカーって言うと「Perlの凄い人」って意味合いですけど、「CSSハッカー」って言うと、どうしても「CSSハック」が意識に出ちゃう気がします。
「CSSの凄い人」って、何て呼べばいいんですかねー。

小久保さんのセッション「フィロソフィー・オブ・コーディング」

フィロソフィーです。 哲学です。 なんだか難解そうなタイトルですけど、とても勉強になりました。

Web製作者の価値は、Web業界の価値に左右されるというのが、重要なポイントでした。
簡単に言うと、「サッカー日本代表とセパタクロー日本代表だと、どっちが稼ぎが多いか」みたいな感じでしょうか?
例え同じ日本代表であっても、サッカー業界の方が大きいので、稼ぎも多いはず。 多分。(セパタクラーの皆さんごめんなさい)

で、業界の価値はどのように決まるのかという事を考えると、それは製作物一つ一つのデキ。 つまり製作者一人一人のがんばりだという事です。
転じて、コード(HTMLだけでなく、全てのコード)が悪いとWeb業界の質が悪くなるという事に。

Web標準の正体についても言及されていました。
Web標準の目的とは、良いコードを作る事、ただそれだけ。 それ以上でもそれ以下でも無いとの事。
「これはWeb標準に含まれる」「いやそれは含まれない」という議論はナンセンス。 という意見も。

では、なぜ、正しいコードを書かなければならないのでしょうか? 考えてみよう。という形で終わりになりました。
ちょっと前に、XHTMLを選択する理由という話題がありましたけど、これの回答にもなりそうです。

鷹野さんのセッション「Dreamwaverのコーディング機能再点検」

僕は基本的にエディターを使うヒトなので、ドリーは使わないんです(会社のPCにはインストールすらされていない)。
でも、コードヒントのカスタムとかは参考になりました。 今度自分のエディタでもやってみよう。

神森さんのセッション「Liveコーディング(A)」

ほぼ全工程において、ドリーのデザインビューを使用して進めていました。
これは「どの操作をしたらどういった結果になるか」を熟知しているからこそ、できる事ですよね。 でなければコードとかグチャグチャになるでしょうし。
例によって僕はドリーを殆ど使わないので、逆に新鮮な視点で見る事ができました。

ヤスヒサさんのセッション「Microformatsで上質コーディング」

来ました長谷川恭久さん。 ヤスヒサさんのプレゼンはテンポがよくて、グイグイ引き込まれます。 そしてお題はMicroformats。 期待せざるを得ません。

プレゼンは、「Microformatsとは何ぞや?」という所からはじまります。
「マッシュアップ」が最近は普通に聞く単語になっています。 異なるWebサイトからデータを持ってきて合体させちゃったりするアレですね。
それにはAPIを使う訳ですけど、ちょっと敷居が高かったりします。

その点Microformatsは超簡単です。 現在あるタグに属性を追加するだけで利用できます。
APIのような「製作者による大掛かりなコンテンツのマッシュアップ」はできませんけど、「各ユーザ(閲覧者)による細かいデータの抽出」をが行う事ができます。
この辺りの詳しい話は、ヤスヒサさんのサイトで資料が公開されているので、そちらを参考にされた方が、より理解が深まります。

余談ですけど、打ち上げの時に「nowaにはMicroformatsを実装しないの?」というお話を頂きました。
実は今回のプレゼンでかなり面白そうだと思ったので、もう少し調べてみたいと思います(あくまで現段階では個人的な意見であり、今後実装されるかどうかは全くもって別問題です)。

太田さんのセッション「プロはこう使う!Another HTML-lint 徹底活用」

みんながお世話になっている(かも)のAnother HTML-lintのお話です。

点数を気にする余りに逆にアクセシビリティが下がってしまう、という件は、バリデータやlintを使い始めた頃にはありがちですよね。
結構、多くの人が通ってきた道かもしれません。
点数はあくまで目安にして、そもそもの目的を見失わないようにしたいですね。

河内さんのセッション「Liveコーディング(B)」

今度はドリーのコードビューを駆使する、河内さんのLiveコーディングです。
急遽、bAのお二人に挟まれてコーディングをする事になりました。 な、なんてプレッシャーな・・・!

特に勉強になったのは、ナビゲーションなどから全体のサイト規模を想像して作業を進めるという部分。
確かに、全部のデザインが上がってからコーディングがスタートする事ってあんまり無いですよね。 後になってあたふたしない為にも、これは意識したいです。

あとは、背景画像をスライスする時に小さくスライスしすぎると、IEではCPUに負荷がかかるというのは初耳でした。
これは早速、社内に広めたいところです。

コーディングコンテスト表彰・講評

本当は3分くらい時間がもらえる予定で、喋る事を考えていたんですけど、時間が押していたのでカットされましたw
賞に選ばれた作品については、平澤さんの記事、浜賞☆コーディングコンテストVol.1|CSS HappyLifeで講評が掲載されています。

僕のBlogでは、惜しくも賞には選ばれなかったけれど「ここが良い!」と思った作品については、今後講評を載せていきたいと思います。

おまけ2

その他打ち上げの時の事などは、nowaに書く予定です(雑記です)。

以下は、本文が長くて読む気が起きないよ! という人向けの短縮版です。

益子さんの

  • 美しいコードを書こう
  • Geekになろう
  • 益子賞は毛ガニ(今が旬)

小久保さんの

  • Web製作者の価値は、Web業界の価値に左右される
  • Web標準の正体は「正しいコードを書く事」
  • 何で正しいコードを書くべきなのか、みんなで考えよう!

鷹野さんの

  • DW8のアイコンは四角い
  • DWにはまだまだ便利な機能がある
  • CS3買おうかなあ。 どうしようかなあ。

神森さんの

  • デザインビューも極めればちゃんと作れる
  • シングルモニタはやりづらそうだなあ
  • イベントとしても純粋に楽しい

ヤスヒサさんの

  • プレゼンにぐいぐい引き込まれるなあ
  • Microformats楽しそう!
  • Microformatsについて調べてみよう

太田さんの

  • lintのご利用は用法容量を守って
  • k16さんは仕事が超速い
  • ヤスヒサさんとはまた違った上手さのプレゼンがステキ

河内さんの

  • ダブルbA降臨
  • コーディングもさる事ながら、実況解説も凄く勉強になる!
  • トップページの下段部分の組み方とか参考になるなあ

コーディングコンテストの

  • Shunさん客席に置き去り
  • 慌てて合流
  • 目薬で笑ってもらえて一安心

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Reference Entry:  CSS Nite LP3のレポート書くよ!:

Web::Blogoscope » CSS Nite LP, Disk 3 "Coder's High" 終了
撮影: おかだよういちさん(s-style-arts) 5月12日土曜日、東京...
TracBack Time:  2007年05月15日 20:40

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