Blog

※ブログ移転しました。 → hamashun.me

Web標準テキストシリーズ CSS エレガントなWebデザインのために

Lucky bag::blogのe-luckさんからWeb標準テキストシリーズ CSS エレガントなWebデザインのためにを献本頂きました! ありがとうございます! という訳で僭越ながら書評を書かせて頂きます。

外見

写真を見ても分るように超シンプルなデザインです。 教科書然とした、と言ってもいいかもしれません。 表紙も背表紙もシンプルなので書店に並んだ時に探しにくそうかとも思いましたけど、シリーズ物なので3冊が同時に並んだらインパクトありそうです。

表紙はスベスベで手ざわりが良いです。 僕の習慣みたいな物でついつい表紙カバーをめくってしまうのですが、特に何もありませんでしたw
本文部分の紙は、非常に軽い物を使っているみたいです。 そういう紙は厚みが出てしまうらしいですけど、鞄に入れて持ち歩く事を考えたら、薄さより軽さの方がありがたいと思います。

構成

色数はそんなに多くないものの、詰め込みすぎないすっきりした構成なので読み進めるのが苦にならないです。
ただ、参考Webサイトとして多くのURLが載っているんですけど、さすがにこれを手入力するのは厳しいです。 今の所技術評論社のサポートページにも載っていないようなので、これのリンク集があるとすごく便利になると思います。

内容

この本は、仕様書の解説的な内容(marginの相殺とか)と製作の際のTips(CSSファイルのコンポーネント化やコメントの効率的な入れ方、古いブラウザへの対応など)、それに実践的なレイアウトのサンプル(エラスティックレイアウトも!)と、かなり盛りだくさんです。
その割に230ページ強に収まっているのは、CSSプロパティのリファレンスが無いからでしょうか。

前述のサポートページにも載っていますけど(そしてe-luckさんからも聞いてましたけど)、比較的初心者や現在進行形で勉強中の人に向けた本です。 とは言え、本当の最初の一冊に選ぶには若干難易度が高いと思うので、『雑誌Web CreatorsやWeb Designingのサンプルを書き写して遊べるくらいになった人』が次のステップとして選ぶのが良いのでは。
現職のマークアッパーなら大体は理解している事が多いはず。 でも、細かい点で知らなかった事もあったので、知識を補完する目的で読んでも良いと思います(IEの為にアレでナニするのとか、MIMEがfunfunだとhogehogeの方がいいとか知らなかったです)

CSS3のセレクタ

CSS3のセレクタはその策定状態から言っても書籍で解説される事はそんなに多くないので、これは結構ありがたいと思います。 ただ、初心者にはちょっと蛇足かも? とも思いました。

ちょっと気になった事

エラスティックレイアウトの定義って、『基本はリキッドで、max(min)-widthをemで指定したレイアウト』であって、『基本は固定で、文字サイズを変更したら横幅も変更されるレイアウト』はズームレイアウト(みずほ証券みたいな)って呼ぶのかと思ってたんですけど、本書ではどちらもエラスティックとされていました。
でもズームレイアウトでググったら全然ヒットしないどころかエラスティックレイアウトをズームレイアウトという文言で紹介した記事がトップに出てきたので、本書の通りどちらもエラスティックと呼ばれているのかもしれないです><

まとめ

  • 軽いので毎日持ち歩いても安心
  • いいとこ取りで初心者に必要な内容が詰まっている
  • 現職者でも手に取る価値あり(社内勉強会のテキストに使えるかも)

おまけ

技術書は余白部分を活用して、メモをガンガン書いて使い込むと良いと思います。 個人的に技術書は使ってナンボだと思っています。
付箋貼りまくりの蛍光ペン引きまくりの技術書とか超萌えるんですけど僕だけですか><

Contribution Form

Blog Search
Search
Recent Entry
Category
Monthly Archive